技術レポート

ATENA 20-NE01(Rev.0)重大事故等対処施設 免震構造設計ガイドライン

2020年9月29日

ガイド文書

 ATENAは、ガイド文書「ATENA 20-NE01(Rev.0)重大事故等対処施設 免震構造設計ガイドライン」を発行しました。

 内容等について、ご意見等がある場合は、こちらからお願いいたします。

【概要】

 免震構造は、建物と地盤の間に免震装置を設置し、建物に揺れが直接伝わりにくくした構造であり、大地震に対する上部構造物への影響低減、居住性の継続的な確保等の観点で優れています。また、耐震構造が主に地震動の短周期成分の影響を受けやすい振動特性であるのに対し、免震構造は地震動の短周期成分の影響を低減する振動特性を有しています。

 ATENAは、原子力発電所施設においては、免震構造の許認可実績がないことから、その第一歩として、今後免震構造の採用が見込まれる重大事故等対処施設(以下、「SA施設」という。)について、免震構造設計の検討を行い、本ガイドラインを策定しました。

 本ガイドラインでは、対象とするSA施設に要求される機能(基準地震動Ssに対する設備の間接支持機能および波及的影響の防止機能)について、具体的に明記したものとなります。


 今後、原子力事業者が本ガイドラインを活用していく中で、ガイドラインへ反映すべき事項が確認された場合は、適宜改定する等、継続的な改善を実施していきます。

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