お知らせ

東京電力福島第一原子力発電所事故の調査・分析から得られた知見への対応 水素防護対策に係るアクションプラン見直し

2024年6月07日

安全対策の実施状況

 ATENAは、「東京電力福島第一原子力発電所事故の調査・分析から得られた知見への対応」をテーマに選定し、得られた知見をもとに産業界として自主的に対策を検討し、実施することとしております。

 そのような活動を進める中で、産業界として自主的に水素防護対策に係るアクションプラン(初版)を作成、公表し、プラントウォークダウン、建屋内風速測定、水素滞留・拡散挙動の評価を実施して水素が滞留するおそれのある場所を確認し、その結果を下層階の防護対策検討や設備改造を含めた水素防護対策(着火リスクの低減、HVACの電源強化等)の検討に反映すること、また、水素防護対策の検討結果は、アクシデントマネジメントガイド改定ガイドラインとしてまとめ、適宜、各事業者のアクシデントマネジメントガイドへ反映取り組みを進めていくこととしておりました。

2022年11月7日 お知らせ済

 その後、短期的な検討として進めてきた既存設備を活用することを前提としたアクシデントマネジメントガイド改定ガイドラインの作成において、更なる確認が必要となったことから、アクションプランの見直し実施しております。

2023年6月8日 説明資料掲載

 このたび、ATENAは「実機による風速等の測定」にて計画していた建屋開放実験等の検討・実施についてアクションプランを一部変更し、より効果を確認することができると考えられる別アプローチとして、ブローアウトパネル(BOP)、トップベント開放時の原子炉建屋内の風の流れや水素濃度等の把握を目的とした解析評価(必要に応じて追加検討の実施(解析の再検証や要素試験等))を採用することとしました。

 ATENAは、今後も新たな知見や検討進捗等を反映してアクションプランを適宜見直していくとともに、アクションプランに示した各項目の実施状況について、適宜公表します。

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