お知らせ

東京電力ホールディングス(株)柏崎刈羽原子力発電所7号機 デジタル安全保護回路のソフトウェア共通要因故障緩和対策に関する要件整合報告書(詳細設計)の改訂版の確認結果について

2023年10月06日

安全対策の実施状況

 ATENAは、原子力発電所の安全保護系のソフトウェア共通要因故障への対応として、2020年12月24日に発行した技術レポート「ATENA 20-ME05(Rev.0)原子力発電所の安全保護回路のソフトウェア共通要因故障緩和対策に関する技術要件書」について、事業者の進捗に伴う解説追加及び表現適正化、国内基準及び規格動向の反映並びに海外規制動向の反映を行い、2022年10月5日に改定版(Rev.1)として発行しました。 

2022年10月5日 お知らせ済

 ATENAは、東京電力ホールディングス(株)より「柏崎刈羽原子力発電所7号機 デジタル安全保護回路のソフトウェア共通要因故障緩和対策に関する要件整合報告書(詳細設計)」の提出を受け、確認を行いました。

2023年6月23日 お知らせ済

 その後、ATENAは、有効性評価におけるTRAC系コードの適用性に関する説明性を高める必要があると判断し、東京電力ホールディングス(株)に対して有効性評価にTRAC系コードを適用するにあたっての妥当性確認及び検証の適切性について、事業者が確認又は判断した結果を示す資料を追加し、要件整合報告書(詳細設計)の改訂版をATENAに提出するよう指示しました。

 また、東京電力ホールディングス(株)は、ドライウェル圧力指示計について、JEAC4620-2020(日本電気協会,安全保護系へのディジタル計算機の適用に関する規程)への適合をより明確化するために設備設計を変更したことから、ATENAからの改訂指示に基づく資料の追加とあわせて要件整合報告書(詳細設計)の改訂を行いました。

 このたび、ATENAは、東京電力ホールディングス(株)より添付の「柏崎刈羽原子力発電所7号機 デジタル安全保護回路のソフトウェア共通要因故障緩和対策に関する要件整合報告書(詳細設計)」の改訂版の提出を受け確認を行いました。

 確認の結果、ドライウェル圧力指示計の設計変更の内容が技術要件書の「3.多様化設備要件」の各要求内容に対して全て整合していること及びJEAC4620-2020に適合していること、並びに有効性評価にTRAC系コードを適用することは妥当であることを確認したことから、柏崎刈羽原子力発電所7号機の安全保護回路のソフトウェア共通要因故障緩和対策のうち基本設計、詳細設計及び有効性評価について、本技術要件書の各要求事項に基づき適切に実施されていると評価します。

 ATENAによる確認結果は、添付の「柏崎刈羽原子力発電所7号機 デジタル安全保護回路のソフトウェア共通要因故障緩和対策に関する要件整合報確認書(詳細設計)(改訂1)」として取りまとめています。

 ATENAは、今後も、事業者から提出される要件整合報告書を確認していきます。

 なお、これらの状況は、安全対策の実施状況・評価ページにおいても確認することができます。

(安全対策の実施状況・評価ページは、こちら

資料ダウンロード

 柏崎刈羽原子力発電所7機 デジタル安全保護回路のソフトウェア共通要因故障緩和対策に関する要件整合報告書(詳細設計)

 柏崎刈羽原子力発電所7機 デジタル安全保護回路のソフトウェア共通要因故障緩和対策に関する要件整合報確認書(詳細設計)(改訂1)

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