ATENAは、2019年6月21日(Rev.0)、11月7日(Rev.1)に発行した技術レポート「ATENA 19-ME01(Rev.1)国内原子力発電所における非常用ディーゼル発電機不具合の傾向と改善策について」に示される安全対策(改善策)の導入を原子力事業者(以下、「事業者」という。)に要求しました。
ATENAは、各事業者より、安全対策の導入実施計画の提出を受け、今後、安全対策が確実に実施されている状況を継続的に確認していくこととしました。
2019年度の各事業者の安全対策の実施状況については、とりまとめを実施し、公表しました。
このたび、2019年度に引き続き、各事業者が2020年度に実施した安全対策について、下記に示す【実施状況概要】に記載のとおり、取りまとめました。(詳細内容は、添付資料のとおり)
なお、2021年度も継続的に各事業者の安全対策の実施状況を確認し、本安全対策が根付いているか現場の状況を確認・評価していきます。
【実施状況概要】
2020年度の人的要因による非常用ディーゼル発電機の不具合事象は、全事業者合わせて0件であり、2019年度に引き続き低い水準を維持しています。
また、各事業者において、品質を向上させトラブル低減に努めるための活動が継続されていることを確認しました。
さらに、2019年度の評価において、2020年度にかけて改善活動を行うとされていた事項について確認を続けることとしていましたが、今回、着実に改善活動が行われていることを確認しました。
これらの状況は、安全対策の実施状況ページにおいても確認することができます。
(安全対策の実施状況ページは、こちら)