ATENAは、浜岡原子力発電所の新規制基準適合性審査における基準地震動策定に係る不適切事案に対する検討状況について、2026年3月時点における状況をとりまとめ、2026年3月27日に開催された「第23回主要原子力施設設置者の原子力部門の責任者との意見交換会」に提示し、説明を行いましたので、お知らせします。
(ATENAからの説明資料は、(こちら)を参照ください)
【これまでの経緯】
ATENAは、2026年1月5日に公表された浜岡原子力発電所における基準地震動策定に係る不適切事案を踏まえ、以下の対応を進めてきた。
・今回の事案が、原子力産業界全体に影響を及ぼす極めて重大な事案であり、大変遺憾であるとの理事長コメントを公表。合わせて、電力事業者、プラントメーカー、および関係団体の原子力部門の責任者に対し、注意喚起を行ったことを公表。
・他の電力事業者における基準地震動策定状況を確認した結果を公表。
■基準地震動の選定プロセス及び当該プロセスに関する原子力規制庁への説明内容
✓ 各社の基準地震動の選定プロセスは、原子力規制委員会の審査ガイド(基準地震動及び耐震設計方針に係る審査ガイド)に基づいた手法で評価されていることを確認した。
✓ 審査会合が開催されたプラント・施設については、上記評価プロセスを原子力規制庁に説明していることを確認した。
■基準地震動の代表波の策定プロセスの妥当性
✓ 代表波を意図的に策定している事実は確認されなかった。
2026年3月31日に中部電力が原子炉等規制法等に基づく報告徴収命令に従い報告書を提出し、今後も、中部電力が設置した第三者委員会の調査結果などが公表されることとなります。ATENAはそれらの情報も踏まえて検討を行い、共通改善事項がある場合は、ATENAガイドとして策定するなどにより、改善対策を事業者へ展開していきます。