原子力事業者は、原子力発電所における原子炉施設の安全性の確保に万全を期するため、原子炉等規制法に基づき、原子力発電所毎に原子炉施設の保安のために必要な措置を「保安規定」として定めています。
現在の保安規定は、米国原子力規制委員会(NRC)で作成された米国標準技術仕様書(以下、「STS」という。)を参考としていますが、最新のSTSの反映には至っておらず、運転上の制限(LCO)やLCOを逸脱した際に要求される措置の完了時間(AOT)等に係る米国最新知見について、保安規定への反映に向けた取組を行う必要があります。
ATENAは、この取組を推進する体制を確立し、最新のSTSと保安規定の差分を抽出した上で、保安規定の標準的な記載案等を取りまとめることを目標に検討を進めることとしました。
検討状況については、適宜公表してまいります。