お知らせ

令和6年能登半島地震を踏まえた安全性向上への取組について

2024年3月04日

お知らせ

 令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災されました皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 今回の地震により、北陸電力(株)志賀原子力発電所の一部の設備等が影響を受けたものの、安全を確保するための「止める・冷やす・閉じ込める」の機能は維持されていました。

 しかしながら、原子力産業界としては、その事実に留まることなく、今回発生した事象から知見を得て、原子力発電所のさらなる安全性向上に向けた取り組みを進めることが重要であると考えております。

 ATENAでは、地震・津波、発電所設備の各分野において、専門家からなる体制(原子力事業者・メーカ・研究機関)を構築し、検討を行っております(概要は下表のとおり)。

 検討内容については、随時公表してまいります。

検討分野

発生した事象

検討内容(例)

地震・津波

断層活動

断層評価及び地震動評価への影響の有無

地殻変動

地殻変動評価および地殻変動による発電所への影響の有無

その他(津波 等)

津波評価への影響 等

発電所設備

変圧器故障

外部電源系の信頼性向上のための方策(e.g. 早期復旧のための方策)

非常用ディーゼル発電機試運転中停止

所内電源構成を踏まえた試運転時の留意事項

その他(構内道路段差など)

※検討内容は、今後の設備の故障原因等に係る詳細な分析結果などを踏まえて決定いたします。

※上記に加え、核物質防護の観点からの検討も実施いたします。

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