背景・経緯
第76回技術情報検討会(2025年11月27日)において、原子力規制庁から『電動弁駆動部の事故時環境下における動作不良の可能性に関する知見』(以下、「本知見」という。)が報告されました。
(本知見の概要)
事故時環境を模擬した蒸気暴露試験を行った結果、試験した電動弁3台のうち、1 台が試験途中で動作不能となりました。原因は、電動弁駆動部の電気室内のアクリル製端子台保護カバーが高温により変形・溶融・落下し、制御回路の接点部に付着し接点不良が生じたことによるものです。
本知見に対し、ATENAは、同様の事象が生じる可能性がある電動弁駆動部については端子台保護カバーを取り外すほか、事故時の環境において機能することが期待される設備については、取り付けられている付帯品が事故時環境で損傷し、安全機能に悪影響を及ぼす可能性の調査、および外部からの樹脂製品の溶融落下による安全機能への影響評価を行い、必要に応じ対策を行うことを、対応方針として取りまとめました。
ATENAは、上記内容について安全対策として、各原子力事業者へ実施の要求を行いました(2026年7月9日)。ATENAは、原子力事業者の実施状況を取り纏め、公開することとしています。