技術レポート

ATENA 19-R01(Rev.1)原子力規制検査において活用する安全実績指標(PI)に関するガイドライン

2023年3月02日

ガイド文書

 2019年628日に発行したガイド文書「ATENA 19R01Rev.0) 原子力規制検査において活用する安全実績指標(PI)に関するガイドライン」について、運用実績蓄積に伴う解説追加,記載の適正化及び関連する規則,ガイド等の反映を行い、改定版(Rev.1)として発行しました。

 なお、原子力発電事業者が本ガイドラインを活用していく中で、ガイドラインへ反映すべき事項が確認された場合は、適宜改定する等、継続的な改善を実施していきます。

 内容等について、ご意見等がある場合は、こちらからお願いいたします。

【改正内容】

 1.運用実績蓄積に伴う解説追加、記載の適正化

  ・データの修正方法の明確化

  ・安全系であり,かつ重大事故等対処設備としても機能する設備の故障により,重大事故等対処設備のLCO対象条文も逸脱した場合の安全実績指標(PI)の計算方法明確化

 2.関連する規則,ガイド等の反映

  ・規則,ガイド類の最新版への反映及び新規追加

 3.対象訓練の追加

  ・故意による大型航空機の衝突その他のテロリズム時の操作の前提条件を満足することを確認するための訓練を追加

【概要(2019628日に掲載した内容、再掲)】

 2017414日、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(昭和32年法律第166号)等の一部を改正する法律が公布され、原子力規制検査に基づく監督等に係る規制監督プロセスが第61条の22として追加されました。

 このプロセスでは、原子力発電事業者から報告する「安全実績指標(PIPerformance Indicator)」が原子力規制検査の結果の一部として扱われることになります。

 本ガイドラインは、安全実績指標(PI)を原子力規制委員会に報告するにあたり、原子力規制委員会の「検査制度見直しに関するWG」における議論や原子力規制検査の試運用の実績等を踏まえ、各安全実績指標(PI)のデータの収集・計算方法を具体的に示したものです。

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