ATENAは、原子力発電所のサイバーセキュリティ対策の強化の一環として、2020年3月12日に、ガイド文書「ATENA 19－ME02（Rev.0）原子力発電所におけるサイバーセキュリティ対策導入自主ガイド」（以下、「自主ガイド」という。）を発行しました。
また、本ガイドに基づき、各原子力事業者（以下、「事業者」という。）に対して、本ガイドに示される安全対策の実施を要求しました。
ATENAは、事業者における安全対策の実施計画の提出を受け、その内容を確認するとともに、その後、サイバーセキュリティ対策の重要性に鑑みて、対策の更なる促進を図るため、事業者の安全対策実施計画の一部見直しを要求しました。
このたび、ATENAは事業者（※）から自主ガイドに基づく17項目（マネジメント対策：9項目、技術対策：8項目）の安全対策内容について、全て実施完了している旨、報告を受けました。
※建設段階および廃止措置（申請中含む）段階の原子力発電所を除く、すべての原子力発電所を運営する事業者
なお、安全対策内容の詳細については、情報管理上の観点から非公開としています。
今回をもって、2020年3月から活動してきたATENAによる事業者の安全対策実施状況の進捗確認を終了します。今後、ATENAは引続きサイバーセキュリティに関する最新の情報を収集するとともに、自主ガイドへ反映すべき事項が確認された場合は、適宜改定する等、継続的な改善を実施していきます。
また、これらの状況は、安全対策の実施状況・評価ページにおいても確認することができます。
（安全対策の実施状況・評価ページは、こちら）